兵庫県加東市上三草

2018年04月02日


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兵庫100山』 新しく出来た2つのコースを歩く。
加東市のHPから
 三草山は播磨小富士とも呼ばれ標高424m、1184年源義経が平 資盛を夜半に襲撃した「三草山合戦」の舞台として有名な山です。 畑・三草・鹿野の3ヶ所の登山口から、バリエーションに富んだ5つ の登山コースが山頂に向かって延びています。 山頂にある三草山神社には、京都から勧請した「学問の神様」菅原 道真公が祀られています。山頂からは360度周辺が見渡せ、晴れた 日には明石海峡大橋や淡路島が一望できます。各出発地点には コース案内板、トイレ、駐車場が整備されており初心者から熟練者 まで気軽に楽しめるハイキングコースです。三草山と丹波道は加 東遺産にも選出されています。
三草山の新コース
  遅らせばながら、新コース2つを歩くことが出来て、これで三草山の全ての登山道を歩いたことになる。 しかし、一番楽しいのは従来からの三草コース、自分では鎖場コースと呼びたい登山道であり、アップダウンが多いながらも終始展望が良かった。
〔065〕三草山 (424m)
'16年03月に ”三草山”に登った時、これまでの3つのコースに新しく2つのコースが整備されている事を知り、是非、新しく出来たコースを歩いてみたいと思っていたのが今日になってしまった。人気の ”三草山”ではあるが、月曜日だとハイカーは少ないだろうと思ったが、多くのハイカーが訪れていた。
みくさやま
登り:1時間01分
下り:1時間23分
山頂訳あり休憩時間:24分

    標高差:319m
累積標高差:414m
Road Map :社町からデカンショ街道に入り、道標で昭和池に向かう。
Route Map:新しく出来た古道コースから登り、炭焼窯跡コースで下る。
いつもの尾根筋を登る三草コースの分岐から昭和池を周回するコースに入る。
ここから先は初めて歩く登山道となる。
山口登山口の駐車場に車を停めて7時48分に歩き始める。
駐車場には京都ナンバーのヤマガールが出発準備をしていて、三草コースから
登って古道コースで下りると言われていたので山中どこかで会いそうだ。
今日は黄砂が酷く、晴天だが霞んだ天気になっている。
まずは昭和池を周回するコースに入る。登山道はしっかりと踏み固められており、この道が整備されてからの年月が感じられる。
2年前には既にこの立派な道標が立っていたので、何年前に整備されたのだろうか?
中国からの要らない贈り物である黄砂で霞が酷い。
10年程前には4月からジェットスキーが走航出来た昭和池だが、今は静かなものだ。
水面より少し高い所をトラバースして行く。
昭和池周回コースには少なからずツツジが咲いていた。
涸沢へ少し下ると、前方に標識が見えて来た。
元々あった岩なのか? 落石なのか?
”お帰りは、もと来た登山口へ” 3つある登山口で別の登山口に下山すると登山口間がすごく離れている。との注意書きが各道標に追記されていた。
20分にて周回コースから古道コースに入る分岐に着く。
ここまでまったく標高を稼いでおらず、一番低い所から登りが始まる。
このコースにもツツジが賑やかに咲いていた。
古道コースに入ると山頂方向に向けて穏やかな登りから始まる。
古道コースは樹林帯の中で展望は殆ど無いが、樹林が切れた所からは三草コースの最初の277mピークが望めた。京都からのヤマガールは今頃、あのピークを登っているものと思われる。
炭焼窯跡コースは下山時に通ることにして、まずは古道コースで山頂を目指す。
29分にて炭焼窯跡コースへ行くことが出来る分岐に着く。
しかし ”炭焼窯跡コース”とは臭いコース名を付けたものだ。
殆どが沢沿いを歩くので ”沢コース”と改名して頂きたい所である。
三草山の山頂が見えて来た。
樹林帯の中に小さな一枚岩(スラブ)が出て来た。
岩の上に生える盆栽風の根性クロマツ。
35分の地点に再度、炭焼窯跡コースへの分岐が出て来た。
展望が開け、振り返り見た昭和池と299mピーク。
119番通報の為の通し番号であるが、登山地図にもこの番号が記載されているので、使い様によっては自位置の特定に非常に役に立つと思われる。
登り勾配は徐々にきつくはなって来たが、まだ大したことはない。
標高を稼いだので高い位置から振り返り昭和池を眺める。ジェットスキー基地は今でもカワサキのテストに使われているらしいが、現在のジェットスキーは100km/h以上のスピードが出るので昭和池では狭すぎるだろう。
58分にて鹿野コースに出る。山頂は左が直ぐにある。
珍しく岩盤が出てきたが、極短い間だけだった。
”三草山”にはHPを出す前から登っているので、今回で8回目となる。
山頂に着けばタッチだけして直ぐに下山する予定だったが・・・
1時間01分にていつもと変わりの無い ”三草山”に着く。
我がデジカメのズームではこれが精一杯である。
三草コースを見に行くと最後のピークを越えられた姿が確認出来た。
折角なので記念写真をお願いすると快く了承してくれた。福知山在住で今年に入って4回目の三草山らしく、おいら以上の三草山ファンと思いしや、月1回のスランプラリーを実行しているらしい。バリバリのヤマガールと思いしやアルプスにはまだ行ったことが無いらしい。是非、燕岳でイルカと出会って下さい。
元気に登れているのを確認出来たので、山頂に着くのを待つことにした。
分岐は古道コースの分岐を通り越して、鹿野コースを大きく下った所にあった。
山頂で24分の訳あり休憩をして、炭焼窯跡コースで下山する。
炭焼窯跡草コースは人気が無いのか、古道コースより荒れている感じがした。
下りでは堆積した落葉でスリップしやすかった。
この長く意味の薄いコース名は早めに沢コースに変えて下さい。
直ぐ後にも炭焼き窯跡があった。
コース名になっている炭焼窯跡があった。
古道コースにあった炭焼窯跡からの分岐道がここに繋がっている様だ。
緩やかにトラバースしながら下って行く。
涸れ沢に出て右岸に渡渉する。
直ぐに右岸から左岸への渡渉となるが、岩板が濡れて苔むしており滑るのが怖かった。
左の渡渉地点から上流側を見る。三草山とは思えない光景で三草山の違う顔を見ることが出来た。
次の渡渉の下流側を見る。
20m程進むと左岸への渡渉となる。
渡渉地点にはマーキングテープがあるので有り難い。
どんな登山道の設定になっているのか、直ぐに右岸へ渡渉する。
この先には左からの枝沢が合流していた。
次の渡渉は少し涸れ沢の中を歩く。
飛び石を使って右岸に渡渉する。
写真を撮っていない渡渉個所を合わせると10回以上は渡渉を繰り返している。
本沢には水が流れていなかったが、枝沢からは少し水が流れていた。
沢水は伏流水となり無くなってしまい、しばらく涸れ沢の中を歩く。
周回コースを古道コース入口方向へ戻って行く。
下山58分にて昭和池周回コースに出る。
登り時に撮った同じ景色ではあるが、何度も昭和池を撮ってしまう。
古道コースの入口を通り過ぎて周回コース唯一の登りを消化する。
かつては4月にジェットスキーに乗った経験はあるが、ウェットスーツを来ても4月は水が冷たく、5月に入れば普通の走航出来た。
昔はトライアルの練習場になっていた採石場跡。向いの数曽寺の別荘地からうるさい! との苦情が出て練習場は閉鎖されたらしい。
1時間14分にて三草コース分岐に戻る。
下山1時間23分にて山口登山口の駐車場に戻る。びっくりしたのは福知山のY・Gが既に下山をしていたことである。昭和池周回コースで女性の声が聞こえていたのは彼女の声だったのだ。
山頂に三草コースから登られているはずの京都のY・Gが居ない。
1時間あれば山頂に着くはずなので、ペースが遅いのか何かあった
のか、心配なので見に行ってみる。
'04/05/15の昭和池。
古道コースで登り、炭焼窯跡コースで下山する。